京都に出かける用事があったので京都出町柳にある「出町ふたば」で豆大福を買ってきました。
出町ふたばとは
出町ふたばは、世界遺産である下鴨神社から南に少し歩いたところにある明治32年から続く和菓子の老舗。京都に住んでいる人はみんな知っているのではないでしょうか。特に有名なのが「名代 豆餅」。お多くの人がこの豆餅を求めてやってきます。今回訪れたのは平日昼間でしたが大行列。購入するまで30分ほどかかりました。
僕は豆もちの他に田舎大福(よもぎもち)、中に芋あんが入った福豆大福を買いました。
豆大福を食べ比べ
今回、近所に出来たiroHa(いろは)というカラフルな大福を販売するお店の「黒豆大福塩粒あん」と食べ比べてみたので、簡単に記録しておきたいと思います。
外の皮(餅)の違い
まず外の皮。出町ふたばのお餅は、お正月に食べるもち米感のあるお餅の食感に近い感じ。素材そのまま、って感じですね。それに比べてiroHaの食感は羽二重餅に近いです。雪見だいふくの皮に似ているといえば分かりやすいかも知れません。調べてみたところ、どちらも滋賀羽二重もち米を使っているみたい。
豆の違い
出町ふたばの豆は見た目の通り一粒一粒がかなり大きいのが特徴。使われてるのは赤えんどう豆とのこと。あんみつで寒天と一緒に入ってるアレですね。ふたばの豆餅に使われている赤えんどう豆は塩味がよく効いていて、あんこの甘さとのバランスが絶妙。iroHaの豆は黒豆ですが、食感が柔らかめなのとあんこが粒あんになっているのとで、存在感があまりありません。
あんこの違い
出町ふたばのあんこはこしあんです。豆の食感を引き立たせる為にこしあんにしているんだろうと察します。甘さは割と控えめで上品な感じ。iroHaのあんこは上で書いた通り粒あん。甘い。
備考:iroHaに使われているもち米はタイ産がメイン
ちょっと気になったのは、iroHaのもち米にはタイ産が使われているらしいということ。原材料表示では、1つ目に表記されているのがもち米(タイ産)。もち米(滋賀産)の表記は、砂糖などよりも下に。
ホームページを見てみると、「滋賀羽二重もち米 これぞ、もち米の王様。」というキャッチコピーが大きく表記されており、あたかも「滋賀県産の羽二重もち米」がメインで使用されている様な印象を受けます。実際に口コミでそう捉えられている方が多いように見受けられます。それだったら、この順番は逆でないとまずくないですか?こういう企業姿勢は好きでは無いです。なんか騙されている感じがします。
結論:出町ふたばの豆餅は絶品
お餅、豆、あんことどれも美味しく、そしてそれ以上に、全体における食感や味のバランスを考えて作られているなと感じました。近所へ行くことがあればまた是非買って食べたいです。