先日、家の近所のライブバーでオープンマイクイベントがありました。今後また音楽活動を再開したいと考えており、良い機会だったのでお邪魔させてもらいました。
そのライブバーは「ブルースライブバー」ということで、当日の演奏では、ロバート・ジョンソンなどのカバーをされている方もいれば、バリバリ日本語でおもしろブルースを演奏される方もおり。かなり楽しませてもらったのですが、その中で見たことのないギターを弾かれている方がおられたので、演奏が終わった後に話を聞いてみました。
リゾネーターギターとは
使われていたギターは「リゾネーターギター」という種類の様で、ボディーに丸い銀の板がついているのが特徴です。リゾネーターギターの最も有名なブランドのうちの1つが「ドブロ」であることから、「ドブロギター」と呼ばれることも多いみたいです。「宅急便」みたいなものですね。
リゾネーターギターのボディにはある程度の厚みがあり、どちらかというとエレキよりはアコギに近いシルエットです。
木で出来たものと金属で出来たものがある様で、その方は金属製のものを使っており、バーには見た目が同じの木製のものが置いてありました。見た目がすごくかっこよく、まるでビンテージのアイアン骨董品です。
写真を撮らせてもらうのを忘れたので、素材サイトから引用した写真を掲載しておきます。僕が見たビンテージ感はありませんが・・・。
リゾネーターギターの歴史について
その演者さんのギターは1920年代ものとのこと。めちゃくちゃビンテージ!
聞くと色々教えてくれました。
「エレキギターがまだ無かった当時はギター=アコースティックギターだったのですが、アコギの音は管楽器や打楽器の音に埋もれてしまうという問題がありました。その中で考えられたのが、リゾネーターギターだったのです」とのこと。
調べてみたところエレキギターが開発されたのが1930年代の様なので、アコギとエレキが作られる過程で生み出されたギターだった訳ですね!
リゾネーターギターの音色について
「リゾネーター=共鳴」という意味ですが、ボディーに取り付けられたコーンと呼ばれる円錐形のパーツを使って反響(リゾネート)するとのこと。
まあ仕組みはいいとして、音色がとても特徴的ですね。
明るさの中に鉄っぽさ(?)が感じられる癖のある音です。
バンジョーの音色に近いのかなと感じました。
ハワイアンミュージックやブルースでよく使われる様です。
ブルーグラスに使われる楽器らしい
調べてみると、バンジョーもリゾネーターギターも1930年代にアメリカで生まれた「ブルーグラス音楽」でよく使われた楽器の様です。
ブルーグラス音楽はこんな感じなのかな?まあバンジョーもリゾネーターギターも出てきませんが(笑)
この陽気な感じがブルーグラス音楽なのかなと思っています。
楽器のルーツについて全然知らないので勉強になりました!